薬師茶の素材③菊花

体の余分な熱を外に出し、頭痛・のぼせ・イライラや目の充血や痒みなど体の上部に表れるトラブルを防ぐといわれている菊花。

 

あの西太后も、好んで菊花を乾燥させたものをお茶として飲んだり、菊をしゃぶしゃぶのようにして食べていたとか…

 

菊花は血や気の巡りをよくして、老いずに寿命を延ばすことができるとされ、かつては不老長寿の薬草と言われていました。

 

「太平御覧」にこのような逸話が載っています。

 

河南省南陽の山中の水源に菊がたくさん生えているところがあり、ここの住民はこの水を飲んで長寿であり、70,80歳で亡くなると早死とされる

 

また「神仙伝」にも

 

康風子は甘菊花、桐実を服して、のちに仙人になった

 

この仙人というのは、元気が出て仙人が地上と天界を自由に行き来するように体が軽くなったという意味だそうです。

 

このように菊花には不老長寿や仙薬としての効能があるといわれています。

 

日本に中国から伝来されたのは奈良時代。平安時代には頭痛薬として用いられたらしいです。

 

ちなみに菊花と桑葉またはクコの実を一緒に使うと目の充血やかゆみ、かすみなどの目のトラブルによいと言われています。

菊花の味はハーブのカモミールのような味。カモミールも菊科ですしね!

 

So-Rinではeye care薬師茶、春の養生 薬師茶に菊花を使用しています。