
梅雨も明け、いよいよ夏本番!京都も連日35℃以上の夏日が続いています。
暦の上でも大暑。一年で一番暑い時期となりました。
皆様、熱中症予防は大丈夫ですか?
環境省の熱中症予防情報サイトによりますと
熱中症を引き起こす条件は「環境」と「からだ」と「行動」によるものが考えられるそうです。
環境の要因は
気温が高い、湿度が高い、風が弱い、日差しが強い、締め切った屋内、エアコンのない部屋、急に暑くなった日
からだの要因は
激しい労働や運動によって対内に著しい熱が生じたり、暑い環境に体が十分に対応できない、低栄養状態
行動は
激しい筋肉運動や慣れない運動、長時間の屋外作業、水分補給できない状況
これら3つの要因により体温の上昇と調整機能のバランスが崩れると、どんどん身体に熱が溜まってしまい、熱中症を引き起こすのだそうです。
では予防としては
こまめに水分をとりましょう。
塩分をほどよく取りましょう。
睡眠環境を快適に保ちましょう。
バランスの良い食事をしっかりとって丈夫な体をつくりましょう。
日傘や帽子、涼しい服装、日陰で活動、冷感グッズを利用するなど暑さ対策をしましょう
休憩をこまめにとりましょう
とあります。
では薬膳の観点から…
夏は暑さで多量の汗をかきますが、汗と共に「気」も出ていくと考えます。
そのため、夏バテ、食欲不振、疲れ、無気力、だるさといった症状が出やすくなります。
また夏は心の働きが高ぶりやすくなるので、情緒不安、イライラ、睡眠不足といった症状も出やすくなります。
なので、身体の余分な熱を冷まし、気を補い、身体の渇きを潤し、精神を落ち着かせる食事が夏の養生となります。
身体の余分な熱を冷ます
とまと、きゅうり、なす、セロリ、緑豆、苦瓜、じゅんさい、レタス、スイカ、バナナ、キウイフルーツ、ミント、緑茶など
気を補う
鶏肉、キャベツ、かぼちゃ、イモ類、枝豆、シイタケ、やまいも、米など
身体の渇きを潤す
豚肉、豆腐、ゆば、牛乳、梨など
精神を落ち着かせる
百合根、ハス、卵、牛乳、ハツなど
またクーラーのきいた寒い部屋で過ごすことが多い人は、葱、生姜やみょうがなどの香草、薬味を上手にお料理に取り入れてみて下さい。
この夏、熱中症予防に心がけ、乗り切っていきましょう!!