東洋医学って?

今日は東洋医学って?というお話。

 

東洋医学はトルコ以東のアジア圏における伝統的医学全般を指し、インドのアーユルヴェーダやイスラム圏のユナニー医学、チベット医学、そして中国伝統医学などが含まれています。

 

日本では東洋医学というと中国伝統医学を指すようです。

 

古代中国で発祥した中国伝統医学は東アジア各地に伝来し、朝鮮半島に渡って韓医学に、そして日本には7~8世紀頃、朝鮮半島を経由してあるいは遣隋使や遣唐使によって伝来しました。

なんと8世紀初頭に発令された「大宝律令」には按摩師、鍼師といった官職の記述があるそうですよ。

その後、日本では室町時代に、この中国伝統医学を日本の風土に合わせ独自の形で整え漢方医学として江戸時代まで隆盛を極めたようです。

しかし、江戸後期になると西洋医学(蘭方)が日本に入り、明治になると西洋医学を正式に採用するようになったことから漢方医学は衰退したようです。

 

さて次回は中国伝統医学についてお話します。お楽しみに。